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三菱重工業の子会社・三菱航空機がMRJの開発の遅れで初の債務超過に [企業・団体]

三菱重工業の子会社である三菱航空機が2017年3月期決算を2017年6月30日に発表しています。

三菱航空機は国産初のジェット旅客機である「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発を目的に2008年(平成20年)に設立された会社ですが、「MRJ」は大幅な開発の遅れが発生。現時点では2020年半ばまで納入が行われないことから売り上げが発生せず、しかも開発の遅れによりコストが膨らんでおり、負債が資産を510億円上回ったことで通期では初の債務超過となっています。

三菱重工業では「MRJ」の開発継続を明確にしており、今回の債務超過は直接は三菱航空機の経営に影響しないものの、2019年に開発費がピークを迎えるという見通しもあり、将来的に三菱航空機だけにとどまらず三菱重工業へも経営上の悪影響が波及する可能性を懸念する向きもあるようです。
タグ:経済

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