韓国でMERSの三次感染による初の死者が発生

【MERS感染による死者は合計で3名に】
中東呼吸器症候群（MERS）の三次感染による初の死者が韓国国内で発生したという。

これは2015年6月4日に韓国保健福祉省が発表したもので、急速な感染者の増加が進行している韓国国内において、MERS感染による死者はこれで3人目。

MERSについては伝染力が強くないとされ、これまでの死者はそれぞれ一次感染者と二次感染者だったという。

【別の感染者が乗った航空機が、無消毒のままで韓国から日本や中国に運航も】
韓国国内では、危機感の薄さが露呈した行政当局関係者の失言が飛び出したほか、別の感染者が搭乗したというアシアナ航空の航空機が、無消毒のままで韓国から日本や中国に運航していたという事実も発覚。

さらに韓国では初動体制のまずさから、4日までに感染の疑いにより隔離措置となった人は1,600人を超えるなど危機的といえる状況にあり、パンデミック（世界的流行）寸前の状態を招いたことへの朴槿恵（パク・クネ）政権に対する批判が国の内外から巻き起こっている。