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15社目のLCCが就航計画発表の関西国際空港がLCC重視からの脱却も模索 [鉄道・飛行機・バス]

【7月からシンガポールの「スクート」が就航】
開港以来LCC(格安航空会社)による路線開設を重視した運営を行っている関西国際空港(関空)において、15社目となるLCCの就航計画が発表されている。

今回、新たに就航するのはシンガポール航空傘下のLCCである「スクート」。
関空とシンガポール便を結ぶ便をバンコク経由で週3便、台湾・高雄経由で週3便の計週6便を運航する計画で、スクートでは2015年7月8日からの運航開始を予定しているとのこと。

【既存の大手航空会社取り込みの動きも】
その一方で、最近の関空には、フルサービスキャリアとも呼ばれる既存の大手航空会社も取り込んだ「バランス飛行」を目指す動きもあるという。

これはLCCの利用客が観光客中心で、不測の事態が起きたときなど、何らかの状況の変化により搭乗率の極端な下落が起きることも珍しくないことから、経営の安定化にはビジネス客の利用が多い既存の大手航空会社を取り込んでいく必要があるため。

また、LCC専用として建設された第2ターミナルよりも既存の大手航空会社向けの第1ターミナルの方が、航空会社が関空に支払う施設利用料が高く設定されていることから、経営安定化と合わせてそちらの収入割合を増やしたいという関空の事情もあるとのこと。

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