ワンセット体制があだに エア・ドゥが富山、福島などからの撤退を検討 [鉄道・飛行機・バス]
【新潟線と小松線の採算悪化に巻き込まれた富山線】
北海道の新千歳空港を拠点としている航空会社のエア・ドゥが、3月のダイヤ改正に合わせての新潟線、小松線、富山線の撤退を検討していることがわかった。
2014年9月の中間期における搭乗率では、新千歳-新潟線は37.9%、新千歳-小松線は55.8%、新千歳-富山線は71.3%となっており、富山線は好調なものの、エア・ドゥではこの3路線をセットにして運航する体制を取っていることから富山線のみを残すことができず、新潟線と小松線の採算悪化に富山線が道連れにされた格好となっている。
また、エア・ドゥでは、これに加えて新千歳-福島線も撤退の検討対象にしているという。
【全日空の動向がカギに】
今回、撤退の対象となった4路線のうち、富山線と小松線については、エア・ドゥがコードシェア(共同運航)を行うなど関係の深い全日空へ運航移管を要請。全日空の判断次第で路線が維持される可能性もあるという。
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